西芝電機株式会社

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環境に配慮した新型発電機用制御盤を販売開始

2008年11月26日

[イメージ] 環境に配慮した新型発電機用制御盤を販売開始

 当社は製造段階から廃棄処分までを含めて環境に配慮した新型発電機用制御盤(商標EcoNES)を開発、本格的な販売を開始しました。

 高効率発電機や船舶用電気推進システムなど、地球環境に貢献する商品開発に力を注いでおりますが、このたび、その一環として環境負荷低減に寄与する「発電機用制御盤」を開発したものであります。

 発電機用制御盤は、製造段階においては、従来、溶剤塗料にシンナーなどの有機溶剤が使用されており、環境に対する影響が懸念されていました。

 今回、有機溶剤が及ぼす環境負荷低減に向けて検討・開発を行った結果、さびに強い高耐食のめっき鋼板の採用により、有機溶剤を使用する塗装面積を縮小し、その使用量を大幅に削減しました。

 また、筐体構造の見直しを実施した結果、筐体枠の接合部を溶接構造からボルト締結にすることで廃棄時の解体性を容易にし、再資源化にも配慮しました。

特長

1.省資源化と有害物質の抑制

環境性能に優れためっき鋼板を採用することで塗装面積、並びに塗料に含まれる有機溶剤の使用量を約70%削減。

2.処理処分の容易性向上

将来廃棄するときの廃棄処理軽減のために、筐体枠の接合部の溶接箇所を減らし、ボルト締結構造を採用。

3.規制化学物質削減への配慮

規制化学物質の一つである六価クロムを排除するため、ネジ、配線金物類は三価クロムめっき製を採用。

4.製品重量および寸法の低減

筐体構造の見直し等により、製品重量を約10%低減するとともに、CO2を10%以上削減する効果を得ています。

 08年度の計画では、先ず発電機用制御盤で適用し、高圧配電盤、低圧配電盤等への適用拡大を順次進め、2010年度には適用率を30%に高める計画です。
その際、年間でのCO2削減は20トンになります。

 今後とも、発電システム/ドライブ技術をコアコンピタンスとして最適なエネルギーソリューションを提供するとともに、自らの製品開発、製造過程においても環境負荷低減に努め、発電システムのライフサイクル全般にわたって環境に配慮してまいります。

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